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園長ブログ

イヤイヤ期について 3 対処法

イヤイヤの対処法

イヤイヤの理由がわかったところで、次はその対処法についてお話しします。

①子供の本当のイヤイヤの理由を探り、受け止める

お子さんがイヤイヤをしている時、その行為自体が本当にイヤなのではなく、実は別の理由があったり、特に深い意味はなくイヤイヤしていることもあります。
まずは大人側が冷静になり、落ち着いてお子さんがどうしてイヤイヤをしているのかを考え、お子さんの気持ちを受け止め話をゆっくり聞いてあげるようにしましょう。そのうえで「そっか、イヤなんだね」「そうだよね、わかるよ」と気持ちに寄り添う言葉をかけるとお子さんも落ち着くかもしれません。

②子どもの好きなようにやらせてみる

2歳前後は何でも自分でやりたい時期。お子さんに自分でやらせると時間がかかってしまう、ちゃんとできない、途中でやめてしまう、と思っても子どもが納得するまで好きにやらせてみるのも一つの手です。その結果、きっちりできなかった場合でも、「すごいね!ここまで自分でできたね」などと声をかけてあげるとお子さんも嬉しくなりますよね。ただ危険なこと、人に迷惑をかけることは止めなければいけません。

③こっそりサポートする

何でも自分でやりたいけれど、うまくできずにかんしゃくを起こす、という悪循環に陥らないよう、ママ、パパがこっそりとサポートしてあげるのも一つの手です。子どもの自尊心を傷つけないよう、親の手助けが分からないようにするのがポイント。ささいなことでも、子どもが達成感を味わえるようにしてあげるとよいですね。

④次の行動のための心の準備をさせる

また幼い子どもは大人と違ってなかなか先のことを予測できません。いきなり「帰るよ」と言ってしまうとその理由が分からずイヤイヤとなってしまうことも多いのでは。前もって「これで遊んだら帰ろうね」など前もって予定を伝えておけば、帰らなければいけない時間にイヤイヤすることなく納得して帰れることも。

⑤無理やりさせない

おもちゃを片付けない、着替えてくれないというようなときは、一歩下がって「もう少しこのまま散らかしていてもいいか」、「このまま着替えなくてもいいか」と発想を変えみるのも。こうしなければいけない、と親が思い込んでいるだけで、実際はやらなくても大丈夫なケースも意外と多いものです。

⑥気をそらす、気分転換させる

深い理由やこだわりがなく、ただイヤイヤをしているような時もあります。いくら考えても理由はわからないことも。「あ!これ何?」と言って別のことに興味を向けさせたり、くすぐって遊んでみたりすると、笑顔になってイヤイヤをやめてくれることもあります。

⑦楽しい遊びにする

片付けてほしいのに「イヤ!」というようなときは、「じゃあ、どっちが早いか競争しよう!」と声をかけ、楽しくゲーム感覚で取り組めるよう誘導する、というのも一つの手です。

⑧大好きだよと抱きしめる

ただ甘えたくてイヤイヤをする場合もあります。そんな様子が取れた場合は子どもを抱きしめて「大好きだよ」と伝えれば安心し、イヤイヤをしていたことも忘れるかもしれません。

⑨冷静に子どもを観察する

大人の感覚ではわがままに見える行動でも、わずか2歳のお子さんでは自分のことしか考えられなくて当たり前です。まだ産まれて2年しか経っていないんです。イヤイヤはこの時期特有の行動、成長の証だと考え、冷静にお子さんの様子を観察してみましょう。常に心の余裕を持って対処できると良いですね。

⑩スクールでの様子を見に行く

イヤイヤ期が始まると大変。ママもパパも疲れ果てて心が折れそうになることもあります。お子さんがスクールでどのように過ごしているのか、実際に自分の目で見に行ってみてください。スクールでもイヤイヤしているのかと思いきや、一生懸命頑張っている姿を目にするかもしれません。そんな姿を見るとこんなに頑張っているのだから自宅で多少ワガママ言っても許してあげようと寛大な気持ちになれることもあります。
反対にスクールでもイヤイヤをしていて先生を困らせていることもあります。そんな時は先生とどのように対処して行くか一緒に作戦を立てましょう。お子さんの周りにいる大人たち全員でサポートすることでママ、パパも気持ちを共有することもでき、良い形でお子さんのイヤイヤ期に対応することができます。

もし強く叱りつけてしまったら

あとで「さっきは怒りすぎてゴメンね」と言って子どもをギュッと抱きしめてあげてください。「ママは◯◯ちゃんが大好きだからね」と大好きであることも伝えてくださいね。

イヤイヤ期のお子さんを持つママ、パパも、ついイライラして怒ってしまったり、きつい態度を取ってしまうこともあるかもしれません。しかし、頭ごなしに怒ったり拒絶してしまったりすると、自分の欲求が全て受け入れられないことで自信が育たなかったり、自我の形成が難しくなってしまうこともあります。イヤイヤをして自分の思いを伝えようとするのはお子さんが健全に成長している証拠です。この時期に大切なのはイヤイヤを抑え込むことではなく、お子さんが常にママ、パパの愛情を感じられる環境で、安心して自分の思いを表現しながら気持ちを切り替えていけるようにすることです。イヤイヤをしても優しく寄り添ってもらうことで、子どもは「大切にされている」と感じます。イヤイヤをした時にママ、パパが優しく愛情を持って関わってくれたということ自体が大きな意味を持つのです。

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