「I don’t like you / だいきらい」と言える成長 ~ 一人ひとりの気持ちに寄り添って~
スクールで、子どもたちから時々こんな言葉を聞くことがあります。
“I don’t like you.” (〇〇ちゃん/君だいきらい)この言葉を聞くと、驚かれたり、心配になったりする保護者の方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実はこれは子どもたちの成長の中でよく見られる大切な姿のひとつです。これは多くの子どもに見られる発達の一部で、特に幼児〜小学校低学年でよく起こります。言葉が強く聞こえるので驚きますが、実際には「本当に嫌い」というよりも、感情のコントロールや表現がまだ未熟なために出る言葉です。
幼い子どもたちは、自分の気持ちをうまく言葉にすることがまだ得意ではありません。悔しい、悲しい、思い通りにならない――そんな強い感情があふれたとき、「I don’t like you / だいきらい」という言葉で表現することがあります。
つまり、「I don’t like you / だいきらい」は本当に嫌いという意味ではなく、「今、いやだった」「わかってほしい」という心のサインなのです。
スクールでは、その言葉だけを受け取るのではなく、その奥にある気持ちに寄り添うことを大切にしています。
「そうだったんだね、嫌だったね」
と受け止めたうえで、
「どうしてそう思ったのかな?」
と一緒に考えていきます。
そして少しずつ、
「いやだった」「かなしかった」
といった、自分の気持ちをより適切に伝えられるように関わっています。
また、子どもたちには「言葉の大切さ」も伝えています。
どんなに気持ちが強くても、相手を傷つける言い方ではなく、自分の思いを伝える方法があることを、日々の関わりの中で学んでいきます。
保護者の皆さまにおかれましても、もしご家庭で同じような言葉が聞かれた際には、驚かず、まずはその気持ちを受け止めていただけたらと思います。そして、「どうしたの?」とやさしく声をかけてあげてください。
子どもたちは、安心できる環境の中でこそ、自分の気持ちを素直に表現することができます。
本校ではこれからも一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、心の成長を大切に見守ってまいります。