子供の睡眠時間
子供をどれぐらい寝かせれば良いの?
必用睡眠時間
0歳、1歳、2歳、3歳、4歳、5歳、6歳、小学生と子供たちは成長していきますが、年齢に合わせてどれぐらい睡眠を取るべきなのでしょうか。
米国睡眠医学会が推奨している年齢別の必要睡眠時間は、1歳から2歳が11〜14時間、3歳から5歳が10~13時間、小学生が9~12時間、中高生が8~10時間となっています。
絶対にこの年齢は何時間寝なければいけないという答えはありません。これらの時間はあくまでも目安であって、それぞれのお子さんの成長具合や体調、体質、疲れへの感じ方、生活習慣などにもよって必要な睡眠時間は違ってくることも考慮しなければいけません。自分のお子さんに合わせた本当に必要な睡眠時間を見極めることが大切なのです。親御さんはこの必要睡眠時間を参考にしつつ、お子さんの昼間の活動の様子を見ながら、適切な睡眠時間を確保できるように意識してあげるのがよいですね。
米国睡眠医学会より
新生児 16〜20 時間
4ヶ月 12〜14 時間
1 〜2歳 11-14 時間
3〜5歳 10-13 時間
6〜12歳 9〜12 時間
13〜18歳 8〜10時間
今まで多くのお子さんをスクールで見てきましたが、睡眠時間が足りていないお子さんが多いと感じています。覚王山インターナショナルプリスクールでもそれぞれのお子さんがどれぐらい睡眠をとっているか、またいつとっているかというのを入園時に保護者の皆様に個別にお聞きしています。70%程のお子さんが米国睡眠医学会の推奨する睡眠時間を取れていないのが結果です。
睡眠不足の原因
では睡眠が足りない原因は何でしょうか?原因はいくつか考えられますが主な原因は下記です。
夜寝かせるのが遅い
大人や年上の兄弟の生活にについつい子供を巻き込んでしまい、寝るのが22時〜23時、それ以降になってしまっているご家庭もあります。
朝早く起こし過ぎている
早起きは良いと言われますが睡眠不足になるぐらい早いのは起こす時間を変えた方が良いですね。夜21時にはお子さんを寝かせてるのに朝6時や7時に起こしてしまっているご家庭。これだと9〜10時間しかお子さんは睡眠をとることができません。9〜10時間というと中学生の必要睡眠時間です。
睡眠環境が悪い
お子さんをリビングで寝かせていたり、電気をつけたまま寝かせていたり、人の声やテレビの音が聞こえる中で寝かせているなど日常で当たり前になっていませんか?子供がそれでも寝ていたとしても、途中で起きてしまったり、睡眠の質が悪くなってしまいます。これでは良い睡眠を取ることができませんよね。
途中で起こしてしまっている
夜オネショが心配だからと親が寝るときに子供をトイレに連れて行くために起こしていませんか?子供が寝ているのに遅くに帰ってきたパパが子供とスキンシップをとろうと起こしてしまっている場合も。
睡眠不足が続くと昼間にあくびをしていたり朝から眠たそうに登園するお子さんがいたり、集中力が継続しなかったり、ランチ後寝てしまったりということが起こってしまい、子ども達が様々なことを経験し学ぶ昼間の活動に影響が出てしまいます。しっかり睡眠を取ることは子供達の成長に不可欠です。そのためには睡眠時間を確保する以外にも次のことも改善していきましょう。
改善できることはこちら